私事で恐縮ですが、本日より8月末日まで「遅めの夏休み」に入りますので
その期間中はブログの更新をお休みします
(再開は9月からの予定です…)
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つい最近、ネットで”「白人至上主義」はなぜアメリカで容認されないのか?”という解説記事があがってたんです
ぼくは、その見出しが、なんか間違ってるんやないか…と思って、
念のためにその解説記事をほんの少しだけ「縦読み」したんですけども
(※「縦読み」とは、「斜め読み」よりも、もっと雑に読む…ということです)
やっぱり、その記事は「白人至上主義がなぜアメリカで容認されないのか」を解説してるみたい…
ここで唐突に、みなさんに質問しますと
みなさんは、「なんで白人至上主義がアメリカで容認されないのか?」ということを
どこかの誰か(≒専門家)に解説してもらわないと理解が難しいですかね?
いや…、これは極めて単純…というか、簡単…というか、
そこにどんな疑問があんねん?…と言う話のはずなんです
そやかて、「白人至上主義」ってのは、
「いろんな人種のなかで白人が一番優れている」とする考え方で
それはイコール「白人以外の人種は(白人よりも)劣っている」というはた迷惑な妄想なので
そこにはもれなく(白人以外への)「差別(感情)」がついてくる…という話やないですか
つまり、「白人至上主義」なる「主義」は、たんなる「差別」であって、
「主義」なんて言葉をそこに付けることさえ不適当…というくらいの話であって
(白人至上主義にかかわらず)差別が容認されない…なんてことは
アメリカのみならず、世界のどこでもいっしょのはず…
(だから、そんな分かりきったことを解説してもらう必要はないのだ…)
…と、なんか、つまらない前フリをしてしまいましたけど
ぼく、昔からずっと疑問に思ってることがあって
それは、「なんで人は差別するのか…」ということなんです
(もう少し正確に言うと、「差別する人間はなんで差別するのか」ということです)
ここで雑なことを言うと、ボクは(自分では)差別をしない人間だと思ってるので
差別をする人間の心理がわからない…
だから、それを想像するしかないんだけど、それでもやっぱり、難しい…
(だって、差別はダメ…なんて自明のコトがわからん人の心情を想像するのは難しすぎるやん…)
でも、ここでまた雑な話をすると、人は基本的に「(自分の)得にならんコトはしない」もんだから
差別する人は、もしかして、「(誰かを)差別すると自分が得する」と思ってそうしてるんじゃないか…
という想像はできるように思うんです
じゃ、「誰かを差別することで得られるもの(得するもの)」って、いったい何やろか…と考えると
いろいろ浮かんでは来るんですけども、差別者が「差別して得する」と考えているものとは
要するに、「差別される側の損」と裏表の関係になっっとるんじゃないか…
つまり、差別者は、「差別することによる得」を維持したいがために
(いろんな屁理屈をこねて)差別を続けようとしとるんじゃないか…
(=自分が得するために、「被差別者の損」を損のままにしておこう…と思っとるんじゃないか…)
と、ぼくは想像してるんです
で、そういう想像がそれほど外れてないんじゃないかな…と感じるひとさまのtweetがあって…↓
シャーロッツヴィルの白人至上主義者を率いたクリストファー・キャントウェルは
メンズ・ライツ(男性の権利、反フェミニズム)運動家からネオナチに入っていった
「男性解放運動はネトウヨの始まり」これ、日本でもまったく当てはまりますね。
女性専用車両反対運動は2000年代初頭からある反フェミニズム運動で、
その根底にはフェミニズムは共産主義であるという思想があり、右派歴史修正主義とも結びついてきました。
これが今のネトウヨのルーツのひとつ。
例えば、女性の権利回復(→権利拡大じゃないよ)を快く思わない人は
なんで女性が奪われていた権利を回復するのが面白くないのか…と言えば
それは、女性が権利を奪われていたコトで男性たる自分がその分、得をしてた(≒優遇されてた)…と思っていたのが
女性の権利が回復していけばいくほど、「自分(=男性)の得(≒優遇)」が失われていく…という、
危機感…というか、勝手な被害者意識を募らせて、
「女性の権利回復なんてけしからん」(≒男性にだけ認められていた法的社会的文化的権利を奪うな)…という、
歪な女性差別感情が新たに芽生えてきとるんじゃないか…と思うんです
そして、これは女性差別だけではなく、例えば「外国人差別」も同様で
世界において「内外人平等」の考え方が浸透して、
今までのように内国人が外国人に比べて遥かに優遇されていた社会が変わりつつある…ということに
危機感を感じた人たちがそれではマズい(≒今まで内国人として外国人より得してきた部分を失うのは嫌や)…
ということで、(特定の)外国人差別を続けようとしてるんじゃないか…と思うんです
アメリカにおける「白人優越主義」が問題外の妄想であることは、
とくに、誰かに解説してもらわなくてもわかることですけど
彼ら差別者も、やはり、かつてアメリカにおいて
「一番得をしてきた白人の地位」が失われることが納得できない…という勝手な思いで
白人優越主義なる妄想を抱いているのだろうと思うのです
でも、言うまでもなく(アメリカにおける)「白人の得」は、「白人以外の損」であり
人は、誰かを(法的・社会的・文化的に)損させて自分が得する権利などありません…
(という極めて簡単な真理がわからんのよね、あの人たち…)
※「差別する理由」については、もう一つ、思い当たるものがあります
一般的な話として、人は、生きていく上で、
なにがしか「依って立つもの」…というか「支えにするもの」を求めるもんです
(あるいは、「自己を肯定できる何か」…と言うたらいいでしょうか)
でも、残念ながら、人生、そんなに甘くない…ので
そういうものが容易く手に入る(≒見つかる)わけでもない…から
ボクのような凡人は人生をもがき続ける…ということになるわけですけども
そういう状態が嫌だ、耐えられない…と思った人が、
「何の努力もしないで自分を肯定できるもの」を探そうとして
「オギャーと生まれたときに備わっているもの」にその答えを見つける…
それが、「白人優越」であったり、「男尊女卑」であったりするんじゃないか…と
そんな想像もしております
※誤解のないように追加で…
「オギャーと生まれたときに備わっているもの」について、人が誇りをもつ…ということは
否定されるものではない…というよりも、そういう心情は人が生きていく上でとっても大切なものだと思います
(だって、それを否定してしまうと、どないしたって自分を肯定できなくなりますので…)
けれども、「オギャーと生まれたときに備わっているもの」を肯定すること…と
「オギャーと生まれたときに自分とは違うものを備えた人」を否定すること…が結びつくのが
多くの差別の発生原因になってるので、そういう点で、
「オギャーと生まれたときに備わっているもの」に依って立つこと…が
排外妄想に結びつかないよう、常に気をつけなければならないと思っています
広告というのは、とにかく「人の注目を集めること」が第一の目的なので
内容がいろんな意味で「とんがる」のは、まぁ、その性質上、致し方のない面があります
…というか、広告だって「表現」の一種だから、それが真の意味で「とんがってる」のなら、
それは望ましい広告…とも言えるんですけど、
最近、ちまたに流行るのは「炎上」という名の「注目の集め方」…です
つい最近も、サントリーがネット広告で炎上し、牛乳石けんでも炎上し、
その前は、確か、女子高校生らしき登場人物が鼻輪をつけて登場する…という仰天CMもあった…
(あれは、味の素ゼネラルフーズが販売するインスタントコーヒーのCMでしたね)
そして、またまた、宮城県の観光PR動画(広告)が炎上した…んだけど
宮城県(知事)は「炎上」したとは思ってなくて、批判に対して
「内容がエロチックとは思わず、ほのぼのした動画と感じた。おおらかな気持ちで見てほしい」と言うとった…
のは、知事自身がこのPR動画を強く推していたからなんでありましょう…
というのが、この「ノリノリ写真」からわかる↓
(宮城県の「ずんだ餅」をPRする村井嘉浩知事は左側の人です…)
ぼくは、炎上した宮城県のPR動画を紹介する気にもなれないし
その内容を説明する気にもなれないんだけど、
「鼻の下を伸ばしてる男性」以外はきっと不快に思うであろうこのPR動画を
「おおらかな気持ちで見て欲しい」…というのは
「セクハラとか、そんな大人げないコト言うなよ」
「これくらいは社会の潤滑油…ってことで、セクハラじゃないからね」
…なんて言ってる「典型的オッサン」の勝手な言い分…としか思えません
宮城県は、結局、「一定の役割を果たした」として、
当該PR動画を「予定よりも早くに削除」する…と発表しましたが
「炎上」をもって「人の注目を集める広告としての『一定の役割を果たした』」と言うのは
(結果オーライの)反省なき態度と言えなくもないので
(一応は、「不快に思っている人にも配慮する必要がある」と言うとるけどね…)
そういうふざけた態度でいる宮城県に対しては
そんなPR動画をOKして流したトコ(=宮城県)なんか、意地でも行くかい!
…というくらいの反応を示すことが、「炎上でも注目されたら勝ち」みたいに思ってる、
CM制作者やその依頼者に対する警告となるでしょう
背任罪って、その他の故意犯と比較して、それほど認定が困難とは思わんのだけど
TVや新聞などのメディアは、ずっと前からこういう解説記事ばっかり書いとるな…↓
森友学園 国有地売却、捜査難航 背任罪立件は困難か(毎日新聞:2017年8月21日)
大阪地検特捜部は補助金詐欺事件と並行し、国側が国有地を不当に安く森友学園に売却したとする背任容疑でも捜査しており、「8億円の値引きが適正だったか否か」が焦点だ。ただ、背任罪の成立には交渉に当たった近畿財務局の職員らが「私利私欲」に基づいて判断したことを証明する必要がある。
大阪府豊中市の国有地は昨年6月、鑑定評価額より8億円以上安い1億3400万円で売却された。小学校建設を進めていた学園が、地中から大量のごみが見つかったとして値引きを要求。財務局と大阪航空局がごみの量などを算定し、値引き額を決めた。
背任罪の適用には、職員が自己や学園の利益を図り、国に損害を与える意図があったとの立証が必要。典型的なのは金銭授受などで両者が癒着するケースだが、今回その事実は見つかっていない。
特捜部が注目するのは、籠池容疑者らが地中ごみや土壌汚染について繰り返し抗議し、「開校に支障が出る」として損害賠償をちらつかせていた点だ。職員らが訴訟リスクも踏まえて早期売却が国の利益になると考えたとすれば、値引きに私利私欲があったと認定するのは困難になる。ある検察関係者は、「国民の関心事なのは分かっているが、冷静に判断しないといけない」と話す。
こういう解説記事…というか、「勝手に結論記事」は、日本のメディアでよく見かけるけど
その意図はもちろん、「読者に(勝手な)先入観を与えて、できないことを仕方がないと思わせること」にあるわけで
じゃ、なんでメディアがそんな意図を持つのか…といえば、それは検察の意向を忖度しとるんだろうし
内閣の意向も忖度してるから…なんでしょう
ちなみに、背任罪は「他人のためにその事務を処理する者が、自己若しくは第三者の利益を図り(=図利目的)又は
本人に損害を加える目的(=加害目的)で、その任務に背く行為をし、本人に財産上の損害を加える」ことで
成立するところ、これを「森友事件」にあてはめてみると
「財務省の職員」(=他人のためにその事務を処理する者)が
「森友学園に便宜を図るため」(=図利目的)に、あるいは、「国に損害を与える目的」(加害目的)で
国有財産を不当に安く売却(=「その任務に背く行為を」し
国に財産上の損害を与えた(=「本人に財産上の損害を加える」)…というあてはめになるので
これほど典型的でストレートな背任罪の成立はない…と、ボクなら考えるんだけど
法律の専門家たる検察官は「背任罪が成立しない理由」を一生懸命探してはるようで
なんと、森友学園がほのめかしていたとされる、
「ゴミ埋設による開校の遅れを理由とした損害賠償請求」を避けるために国有財産を安く売却した…のだから
図利目的も加害目的も認定できない…なんてコトを言うてますねん
しかしながら、もともと、国有地の取得を希望していたけど、そのお金が用意できなかった森友学園に対して
国有地の貸与(=定期借地権の設定)をしてあげる…ということからして破格の「特別扱い」であり、
その後、10年間の定期借地権設定期間内での買い取りを認めてあげた…というのも、
これまた極めて例外的で本来ならあり得ない「特別扱い」であったのだから
「森友学園の利益を図る意図」は十分に認定できる…し、
「ゴミ埋設による開校の遅れを理由とした損害賠償請求」を避けるため…なんていう理由が
「不当に安く」国有地を売却する正当な理由になるのか?…と言えば
そんなワケないやんけ…
(そやかて、財務省は国がゴミ処理費用として事前に支出した額とほぼ同額で国有地を売っとるんやから
これは「不当に安い」なんてレベルやのうて、「実質タダ」で売った…というか、あげた…という話であるところ
いくら損害賠償請求のリスクを回避するため…とはいえ、
高価な国有財産を「実質タダ」で処分する権限が財務省にあるわけないやんけ!)
ついでに言うとくと、例えば、殺人罪では「こんなことをすれば確実に死ぬ」という確信がなくても
「こんなことをすれば死ぬかも知れないな」という認識(=未必の故意)で故意認定ができるところ
背任罪の「図利または加害の目的」だって、
「確定的認識がなくても未必的認識があれば目的ありとしてよい」とされているので
(いくら訴訟リスクを避けるため…という口実があるにせよ)「こんなに安く国有財産を売却したら
国に財産上の損害が生じるだろうな…」という(当然持つべき)認識があるなら
「加害目的」だって認定できるので、背任罪における故意認定(目的認定)も困難ではない…
なので、ボクはなんでメディアがこういう解説記事を書いてるのかが、ホンマに不思議でならんのやけど
こういう(デタラメな)法律構成は、「法の専門家」ではないとなかなか書けないはず…なので
これは(刑法に詳しい)記者が書いた…というよりも、
検察の解説をそのまま記事にしただけ…であろうと思います
(残念ながら、この流れでいくと、財務省職員の「背任罪」容疑の起訴は見送りのようですな…)
う〜ん、民には厳しく、官の犯罪にはめっぽう甘い、この国の麗しき伝統はいまだ健在なり…
(って、いつまでもそんなことやっとるから、国がこの有り様やんけ!)
ひとさまのtweetから…
「小池新党」との連携を問われたふたりの答え。はっきりと差が出た。
トイチをはじめとする小池がつくる神道…じゃなかった、新党なんて
言うてみたら、「東の維新」みたいなもんで、どこまでいっても「自民党の補完勢力」でしかない…
なんてことは眩しいくらいに明らか…なのに
前原くんは「見極めたい」…なんて言うて、「分かってへんフリ」しとる…
(…というか、前原くんの本音はきっと「連携する気満々」なのよね…)
で、もし、民進党が前原くんのもとで、自民党の補完勢力たる小池の勢力と連携する…ということになれば
「自民・公明・維新に加えて、民進と小池新党」という、大政翼賛政治勢力ができて
(自民党が主導する)憲法改定まっしぐら…になってしまうのは当然の帰結なのでありまして
民進党代表選挙の投票権のある方々におかれましては
「この代表選挙は民進党だけの問題ではないんだ」…という認識のもとで
賢明なる判断をして頂きたいと思うところです
※余談で…
現在、安倍内閣は、憲法上の義務である「臨時会の開催」を拒み続けているところ
こういうタイミングで野党第一党が「政治的休憩時間」にするべき代表選挙をやってる…というのは
ホントに(政治的)センスなさ過ぎ…であると思います
(これは、自民党側に臨時会の開催を先延ばしする口実を与えかねないもんだしね…)
思えば、「加計事件」に関する閉会中審査も、防衛省の日報隠しに関する閉会中審査も
思いっきり中途半端なまんまで終わってしまった…にもかかわらず
野党第一党の民進党からの新たな閉会中審査開催の要求も(この代表選挙のために?)出てないようだし
野党を代表して自民党との交渉を任されている政党として
これほどの不手際はない…とぼくは思います
(それはやっぱり、民進党の現執行部が野田をはじめ、「隠れ自民」みたいな連中ばっかりやから…かな?)