横浜市長選挙は、誠に残念ながら、自公と「連合神奈川が推す」現職の市長が余裕の3選を果たしてしまいました
こういう結果になったのは、言うまでもなく、野党が割れてしまったから…なんですが
得票数を見ると、一応は有力だと見られた野党の候補二人の票を足しても現職の票には及ばなかったので
仮に野党で候補を一本化してても負けてた可能性はあります
(そんでも、ボクは野党が一本化さえしてれば勝てた選挙だったと思うんだよね…)
それにしても…
今回の横浜市長選挙ほど、摩訶不思議な構図になった選挙もないわけでして…↓
今回の横浜市長選がどれくらい難解かというと
林文子 連合支援 山尾志桜里議員が応援演説
伊藤ひろたか 民進党横浜市議副団長 有田芳生議員他多数応援
長島一由 元・民主党自民派市民「おい、誰に入れてもお前の党が絡むじゃねえか。何だこれ」
民進派市民「ごめん…俺も意味不明」
(↑ひとさまのtweetより)
民進党側が各候補に3分割されてた…と言うんやから、もう、なにをか言わんややないか、これ…
しかしながら、かかる摩訶不思議な構図を差し引いても
横浜市民の皆さんの選択には疑問がありまして…
カジノは嫌、って人は多かったけど、林さんがカジノ推進だって知っている人は少なかった。そりゃそうだよね、国会でカジノ法案に反対した民進の議員が選挙カーの上にいるんだもん。 待機児童が隠されてるのも知らなかった、そりゃそうだよね、山尾さんが候補者の隣でニコニコしているんだもん。
カジノ誘致は反対…の人が過半数を占めてるのに
有力3候補で唯一「カジノを推進してた現職」を過半数の人が指示する…というのは
誠にわかりにくい選択だったと思います
また、それは「中学校給食の実施」についても当てはまることで
中学校給食を導入すべき…と答えている有権者が過半数を遥かに上回る…というのに
なぜか、「中学校給食の実施」に一番消極的で、
「中学校給食よりカジノ」の現職が圧倒的に勝ってしまう…というのは
なんとも不思議な投票行動である…と思います
せっかく、自民党関係者が「仙台と横浜で負けたら(安倍内閣は)終わり…」と言うてくれてたのに
そのチャンスを生かせず、またもや「カジノでGO!」の現職を選んでしまった横浜は
必ずや、黄昏れていくでしょう…
(…なんてことを、既に維新のために思いっきり黄昏れてる大阪から言うのは、説得力がないか…?)