百田某が、自民党の「若手議員の集まり」でトンデモナイことを言うた…と、大騒ぎになってますね
(と言いつつ、サンケイはまったく騒いでないけどな…)
けど、百田某は昔からずーーーーーーーーっと「そういう人」であるところ
この人にしゃべらせて「何事も起こらない」ことなんか、およそないわけですので
これは百田某が言うた…とゆうよりは、
トンデモナイことを言う人を自民党がわざわざ呼んで好き勝手にしゃべらせた…ということです
(→なので、これは実質的に自民党(の若手)が言うたのといっしょです)
つまり、彼らは「政治家である自分たちが言いたいんだけど、直接言えば非難を受けるようなコト」を
百田にしゃべらせただけでありまして、要するに百田某は
自民党(の若手)が操る腹話術の人形みたいなもんですわ
(→だから、百田の言葉は自民党(の若手)の言葉と思って間違いはないということね)
…と書きつつ、実は自民党の若手も腹話術の人形に負けず劣らず直接…
●大西英男衆院議員(東京16区、当選2回)
「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番。政治家には言えないことで、安倍晋三首相も言えないと思うが、不買運動じゃないが、日本を過つ企業に広告料を支払うなんてとんでもないと、経団連などに働きかけしてほしい」
●井上貴博衆院議員(福岡1区、当選2回)
「福岡の青年会議所理事長の時、マスコミをたたいたことがある。日本全体でやらなきゃいけないことだが、広告の提供(スポンサー)にならないということが一番(マスコミは)こたえる」
●長尾敬衆院議員(比例近畿ブロック、当選2回)
「沖縄の特殊なメディア構造を作ったのは戦後保守の堕落だ。沖縄のゆがんだ世論を正しい方向に持っていくためには、どのようなアクションを起こすか。左翼勢力に完全に乗っ取られているなか、大事な論点だ」
(以上、朝日新聞デジタル:6月26日)
…ってなコトを言うとりますので、やっぱり、自民党(の若手)と百田某って
同じ穴の何とか…ってことですわ
また、百田某の
「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。周りに何もない。基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、今や街の真ん中に基地がある。騒音がうるさいのは分かるが、そこを選んで住んだのは誰やと言いたくなる。基地の地主たちは大金持ちなんですよ。もし基地が出て行ったりしたら、えらいことになる。出て行きましょうかと言うと『出て行くな、置いとけ』。何がしたいのか」
…との発言は、ネトウヨレベルの「事実誤認」…というか、端的にウソでありまして
こういう発言をニヤニヤしながら聞いてる自民党の国会議員というのは
ネトウヨレベルの「確信的ウソつき」でしかありません
(→このウソに関しては
「県民は金目当てで親中、戦争の悲劇は捏造…百田尚樹と“沖縄ヘイト”のインチキを暴く!」(リテラ)
に詳しく出てます)
ここまでは「安倍首相を応援する自民党若手」の話であったわけですが
この件に関する報道を受けた後、自民党の谷垣幹事長は
「何で今そういうことを言うの、というようなことは、ないようにしてほしいと心から思う」
…と、これらの「あり得ない発言」は「今言うからマズかった」という「タイミングの問題」でしかない…
と言うてはりますので、若手も谷垣も目くそ鼻くそやんけ…と、ぼくは素朴に思います
それに、安倍首相もこの自民党若手議員の懇談会に関して
「私的な勉強会で自由闊達な議論がある」…と、擁護する姿勢を示してたので
これはもう、若手だけではなくて自民党全体が共有する「(あり得ない)価値観」…
ということになってます
(それにしても、報道機関による「自由な政権批判」を圧力で封じる話が
なぜに「自由闊達な議論」になるのか、ぼくの素朴な頭では理解不能です…)
自民党はこの懇談会が批判されると党内の「リベラル系議員の勉強会」にも
「時期が悪い」とイチャモンをつけて、中止に追い込んだそうですが
この勉強会で講師として呼ばれる予定だったのは、なんとあの「小林よしのり」でありまして
自民党は、「リベラル系議員」でさえも小林よしのりに教えを請うそうです
ちなみに、この会合を開こうとしたのは「過去を学び『分厚い保守政治』を目指す若手議員の会」…
しかし、小林よしのりは「歴史改ざん人」という「極右」に分類される人であるところ
そんな人まで強引に「保守」にしてまうのは、「分厚い」んじゃなくて
たんに「厚かましい」だけの話なので、このグループの名称は
「過去に学ばず『極右も保守にしてしまう厚かましい政治』を目指す若手議員の会」にしたらええんとちゃうか…と
ぼくは彼らに提案したいです
…ということで、自民党は「安倍首相に近い若手」だけが「トンデモ系」なのではなくて
幹事長の谷垣も、てっぺんに座ってる安倍も、さらには党内「リベラル」を勝手に自称する人たちも
みな「トンデモ系」ということになってますので、
なんか、最近、ことあるごとに涙を流して戦争法案批判をしてる議員が一人いてるから…とゆうて
自民党という政党に「儚い期待」(…というか「下らない期待」)をするのは止めて頂きたいと強く思います
※自民党という政党は、有権者から甘やかされ続けて、
とうとう「民主主義」や「自由主義」を否定する政党になってしまった…というより
それは「結党以来内に秘めてた彼らの信条」であったわけですので
「自民党のもとでなんとか…」なんて呑気な考えで、これ以上漫然と自民党を支持し続ければ
この国から確実に「自由」がなくなることでしょう
(戦争法案が通れば「憲法」かてなくなるしね…)
※自民党は若手議員の会を主催した青年局長を渋々処分しましたけど
考えてみれば、自民党は従来から報道機関に「公平中立を名目にした」圧力をかけてきたし
安倍ちんだって、TV番組のなかで露骨に編集内容に注文をつけてたし
さらには、TV朝日やNHKの幹部を呼んで放送免許をちらつかせて恫喝したり…と
報道機関への圧力(=報道への介入)を「党として」やってきたわけでありますので
処分するなら、安倍総裁以下、自民党を丸ごと処分せなアカンのではないか…と
ぼくは素朴に思います
(この点、石破方創生担当大臣が記者会見で、
「われわれは政権の側におり、権力を持っている。
言論の弾圧と受け取られかねないようなことには、心していかなければならない」と言うたのは
ギャグとしか思えません…)